オシム語録

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いくらタイトルを獲得しても、
トップで通用する選手を育てられなければ、
ユースの役割を果たしていない。
私なら、そう考える。
2005-01-18 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より
(アテネ五輪U-23代表を)タレント不足と言うならば、
ユース時代から数年間にわたる強化が無意味だったということだ。
つまり選手を否定することは彼らを選び、指導してきた人々も否定することになる。
2005-01-18 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より
日本のメディアは代表やクラブのシステムについて、よく論評すると聞く。
それはナンセンスではないかと思う。
システムというのは、その時のベストメンバーはだれで、どう組み合わせるか。
対戦相手がどんなチームかで決まっていく。

試合の流れで、選手自身が相手に対応した動きをしながら、変わっていくこともある。
一つのシステムに凝り固まるようでは、選手の顔ぶれだけでなく、
プレーの質も限られてしまいかねない。
2005-01-11 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より
監督のあるべき姿は、一つに定義付けできない。
誰かのマネをして同じことをしても、優勝はできない。
一方、自分一人の力だけでやっていけるわけでもない。
選手や組織のことを考慮しつつ、それぞれの考えや個性を生かしていければいい。
2004-12-07 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より
あまり指示を出さないジーコ監督を「放任主義」と言った人もいるようだが、
何も言わない方が、時には言葉をより伝えることもあるものだ。
2004-12-07 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より
正直、私は年をとっている。
もっと若ければ確実に監督を引き受けるだろう。
今の仕事には満足しているし、日本の環境も素晴らしい。
しかし、余命が短い中で、これからをどう生きるかが大切になってくる。
正直、この2年間で約60試合してきたが、負けたのは10数試合しかない。
連敗はないし、臨海でも1敗しかしていない。ただ、この状況が続いたとしても、半年後にはダメになるかもしれない。
私が人生で学んできたのは、いいときはいいということなんだ(笑)。
プレッシャーの中、心臓にも悪い。これからは若い人間で平均年齢を下げてもいいんじゃないかな。
そういう意味で目先にとらわれず、先を見ていく必要もある。
2004-11-30 磐田戦後の会見「来季の指揮について」
ウチにもいい部分はあるが、
大事なゲームで負担になってしまう面もある。何かが欠けているのだ。
だからこそ、2位という順位には私自身が驚いている。
ただ、この順位まできたのは、ジェフには何かがあるという証拠でもある。
そして、この順位になっても、しっかり分析することが大切といえるだろう。
2004-11-30 磐田戦後の会見「1年を終えた感想」
サポーターは初優勝を期待したのだろうが、残念ながら体制はまだ整っていなかった。
私も失望し、「どうしたらいいのか」と自問した。
何か糸口が見えれば解決できる。
だが、今も模索は続いている。来季については、決めていない。
監督には毎年、前年以上の成績を残す義務が課される。
そんな中、クラブ側もただ繰り返して「次は優勝だ」と言うのではなく、
「どうすれば優勝できるか」を具体的に考えるべきだ。
全員に「もう一つ上へ行こう」という真剣な思いがなければ、状況は変わらない。
2004-11-30 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より
今、南米でも欧州でもサッカーが行われているが、
昔に比べて非常に危険な状態に陥っている。
サポーターと審判、サポーターと選手、あるいはサポーター同士の争いも起こっている。
サッカーとは美しいスポーツだったが、
今は先にお金が絡んだビジネス化しているのが原因かもしれない。
非常に残念なことだが、そういう話は置いておいて、
FC東京のカップ戦優勝に改めておめでとうといいたい。心の奥底から思っている。
ジュビロでもアントラーズでもレッズでもない、
FC東京の優勝というところに価値がある。
FC東京が成しえたのは、お金のないクラブでも優勝できるということだ。
2004-11-23 FC東京戦後の会見
誰かを「不要だ」などと言う人間は、いつか自分もそういう立場に陥るようになる。
人生とはそういうものだ。
その時、自分はどう感じるか、考えてみるがいい。ただ中田英を含めた、海外組に一つ、注文がある。
外国のリーグやクラブで見たこと、聞いたことを自分の中で消化するだけではなく、母国に持ち帰って広めるべきだ。
そういう先駆者の自覚と行動も、日本サッカーの質を上げる原動力の一つだから。
2004-11-23 朝日新聞朝刊「オシムの提言」より